早く結婚したいのに相手がいなくて、不安や焦りを感じている方は、まず結婚したい理由と相手がいない原因と向き合ってみることが大切です。その上で、早く結婚相手を見つけるためどのようにしたらよいかをご紹介します。
相手がいないのにすぐに結婚したい理由
結婚相手がいないけれど早く結婚をしたいと思う理由は、さまざまです。結婚したいと考える恋人がいない未婚者（20代・30代）に対して、国が行った調査を参考に、その理由をいくつか考えてみます。
「平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書」（内閣府）を加工して作成
家族を持ちたいから・子供が欲しいから
未婚者が結婚したい理由でとくに多いのが「家族を持ちたい」「子供が欲しい」です。
家族が増えることや子供を持つことはライフプランにも大きく影響するため、将来のことを踏まえて早く結婚したいと考えるのもうなずけます。
ブランズにご入会される会員様でも20代～30代前半に多く見られる傾向です。
親や家族を安心させたいから
結婚したい恋人のいない未婚者の半分以上が、「結婚して親や家族を安心させたい」を理由に挙げています。さらに内訳では、20代より30代の方が、そのように考える人が多い傾向がありました。
親がだんだん高齢になってきた、祖父母の体調に心配が出てきたことがきっかけで、元気なうちに親孝行・家族孝行してあげたいという思いから、早く結婚したいと考える人も多いでしょう。
自身の老後について不安を感じているから
結婚したい理由に「独り身のまま老後を迎えることに対する不安」を挙げる未婚者は、およそ2人に1人でした。
内訳として、20代よりも30代、男性よりも女性のほうが多い傾向があります。これは、20代よりも30代の方が、年齢的に結婚できるか不安に感じたり、老後について意識する機会が増えたりすること、また男性と比べて女性の方が経済的に収入が少ない傾向にあることなどが影響しているのかもしれません。
自身の焦りやストレスから解放されて安心したいから
未婚者が結婚したい理由として「安らぎが欲しい」と考える人も半数弱います。この中には、「幸せを感じたい！」という気持ち以外にも、以下のような理由が考えられます。
・友人が結婚し始めたことによる焦り、寂しさ
・年齢的に世間体が気になる
・親や周囲からのプレッシャーが強い
こうした焦りや寂しさ、ストレスを感じたときに、「早く結婚して、この不安な気持ちから解放されたい」と感じている人も多いでしょう。
女性の場合、経済的に安定したいから
経済的な安定を理由に選んだ人は、全体では4人に1人程度でした。ただし内訳では、男性に比べて女性の方が「経済的に安定したいので結婚したい」と考える人が多い傾向がありました。
もちろん、早く家庭に入って専業主婦になりたいと考える人も一定数いるかもしれません。ですが、未だに女性の方が給料が低い傾向があるため、一人暮らしよりも共働きの方が経済的に安定しやすいと考える人が多いからではないでしょうか。
早く結婚したいのに相手がいない原因は？
身近に結婚相手との出会いがない
※2015年7月～2018年6月に結婚した初婚の夫婦が対象
「第16回出生動向基本調査（結婚と出産に関する全国調査）」（国立社会保障・人口問題研究所）を加工して作成
国の調査によると、結婚した人の出会いのきっかけの上位３つは、「職場や仕事で」が28.2%、「友人・兄弟姉妹を通じて」27.0%、「学校で」14.2%でした。つまり、結婚につながるきっかけの全体の7割以上を「身近な出会い」が占めているということです。
職種的に異性がいない環境や一人っ子など、職場、学校、友人、兄弟における出会いが少ない人にとっては、身近に出会いがないと感じられるでしょう。
結婚したいと思える相手がいない
出会いの機会自体はあるものの、結婚したいと思える相手がいない状態です。いくら出会いの機会があっても、確実にその中で相手が見つかるわけではありません。
ですが、なんとなくこの人はぱっとしないから、と思っていることはありませんか？また、相手のマイナス点ばかりを見ていたりしませんか？もちろん、本当に結婚したい相手と思えないということもありますが、意外と、しっかり相手のことを見ないで判断してしまっていることもあります。
また、無意識に「結婚したい」よりも「結婚相手に対して求める条件」の優先度の方が高くなっている場合もあります。その場合、「早く結婚したい」と「理想の結婚相手に出会う」ことのどちらが大事なのか、一度自分の中で向き合うことが大切です。
そもそも結婚相手探しに受け身
「早く結婚したい」と言いつつ、自分は相手からのアプローチを待っているだけという人も中にはいます。
過去に恋愛でちやほやされた経験がある人や、告白は男性からするものと考えがちな女性などに多い傾向があります。
周りに影響されているだけで、実は本心ではない
親からのプレッシャーや世間の目が理由になっている場合に多いのが、「周りに影響されているだけで、実は本心ではない」パターンです。
「結婚したい」のではなく「結婚してストレスから解放されたい」のが本当の目的です。結婚そのものは本意ではないため、相手探しにそこまで本気になれないのが現実です。
元彼、元彼女のことが忘れられず新しい出会いに踏み出せない
結婚したいという気持ちとは裏腹に、元彼や元彼女のことが忘れられず、トラウマのように心の片隅でくすぶっている方は一定数おられます。そういった方は、せっかく婚活サービスを使って交際一歩手前までいかれても、その先に進むことができない傾向があります。
早く結婚したいけど相手がいない人がすべきこと
本気で早く結婚相手を見つけたいと考えているなら、自分自身が変わる努力も必要です。ぜひ実践してほしいことをご紹介します。
仕事以外の行動範囲を広げてみる
結婚相手との出会いがない、周りに結婚したいと思える人がいないと感じているなら、行動範囲を広げ、出会いの数を増やしましょう。新しい趣味を始めてみたり、どこかに出かけてみたりと、まずは仕事以外の時間の使い方を見直してみましょう。
結婚相手に対する考え方を変えてみる
出会いはあるけど結婚したいと思える相手がいない人は、時には考え方を変えてみることも必要です。
実は高望みしすぎている可能性もあるので、結婚相手に求める理想や条件の優先度を整理してみましょう。また、ついマイナス点ばかり探してしまう人は、相手の良いところをもっと探す発想の転換がおすすめです。人に魅力を感じるのは「悪いところがない」よりも、まずは「素敵なところ」ですよね。相手に求める条件を整理したり、相手の見かたを変えたりすることで、身近でも「いいな」と思える人に出会う可能性が広がるかもしれません。
結婚したいと思ってもらえるように自分磨きをする
結婚相手を見つけたいなら、相手に魅力を感じてもらえるように、外見・内面ともに自分を磨くことも大切です。
外見なら、髪や肌を整えたり、異性に好感を持ってもらえるような服装を意識したり、食事や運動でスタイルを保つといった努力をしてみましょう。内面なら、新しいことをチャレンジしたり、笑顔やポジティブシンキングを心がけたりするのもよいでしょう。
周囲からみて「素敵！」と思ってもらえるポイントが増えるほど、相手から来てくれるチャンスも、良い人が見つかった時に成功する確率も高まります。
婚活サービスを使ってみる
婚活の方法は様々ですが、結婚相手に出会う可能性を広げたいなら、婚活サイトなどの婚活サービスの利用がおすすめです。
なぜなら、婚活サービスには「結婚したい人」が集まっているため、いざ交際が始まってから結婚するまでのスピードが早いのが特徴です。ブランズの会員様の場合、多くの方が約6か月で交際から婚約に至っていて、その方たちは一年以内で結婚されています。
婚活のプロからのアドバイス「早く結婚相手を見つけられる環境を整えることが大切」
婚活のプロ目線で、早く結婚相手を見つけたい方にアドバイスしたいのが、それにふさわしい"婚活のため"の環境を整えることの大切さです。
例えば、高級ブランド品を買うなら百貨店、食品を買うならスーパーというように、目的にあった環境を選んで整えることは当たり前のことなのですが、これを「相手探し」ではなかなかできていない方が多いのが実情です。
出会いだけを求めるのであれば、合コンやマッチングアプリ、街コンや相席屋などでよいでしょう。ですが、早く結婚したい場合、初めから結婚を前提とした相手との出会いをサポートしてくれる相談所やサイトの方が、より結婚相手を早く見つけやすい環境といえるのです。
